医師紹介
院長 今野一誠
挨拶
私
いくつか気付いたことがありますのでご一読頂けると幸いです。
1つめです。
自然界(自分以外)は変えられないことばかりです。
天気、気候、温暖化、地球の自転(偏西風)により飛来する黄砂、PM2.5などは自分一人では変えられません。
しかし自分の人生は、自分がやりたい・やろうと思った時には好きなようにすることができます(道徳・倫理の範囲内になりますが)。
私たち人間は元々動物であることが大前提にあります。
どんなに文明や科学が発達してもその根源は変わりません。
日々の食べる物の質や量、体を動かした程度や時間、睡眠の質や時間によって私たち人間の体は構成され、良くも悪くも自然界の悪い変化を良い方向へ変えられないのと同じように、人間と動物は同じ根源であるため、もともとある体にとって良いライフスタイルを変えることはできません。
変えられないことに逆らって生きることが、様々な弊害や病気を生み出す原因になるのではないかと考えるようになりました。
体にとって悪い変化をなるべく起こさないようにすることが、病気を増やさないことに繋がると思っています。
その悪い変化は自然界の法則に逆らっていることが原因で、引き起こされていることが多いからです。
例えば時計遺伝子はひとつひとつの細胞レベルに発現しており、地球の24時間の自転によるサイクルの影響を受けており、それに逆らって生活すればするほど病気は増えやすくなります。
病気の原因と言われる悪い生活習慣は、自然界の法則に逆らっていることで生まれており、その一部が医学的に証明されているに過ぎません。
そのためどこの病院に行っても「生活習慣を変えましょう」と同じことを言われるのです。
ただ急に言われても、多くの方がなかなか納得できるものではないことは分かります。
2つめです。
糖尿病の
それぞれの病気は健康を維持できなくなった結果
そのサイン
病気と闘っている方で、現在の生活に心配がある方はご相談頂き力になれることがあれば幸いです。
3つめです。
食事療法、運動療法、睡眠療法の3つが主に人の体を構成していると最近は考えるようになりました。
糖尿病を専門として食事・運動療法に一生懸命取り組んで参りましたが、睡眠の質と量への配慮が足りていなかったことに気付きました。
現代人、特に日本人は睡眠時間を削って生活していることが多いです。
睡眠時間が短いと死亡リスクが3倍近く高くなります(高齢者に限っては、寝床にいる時間が長いほどリスクが高くなります)。
慢性的な睡眠不足の人は眠気に気付けません。
またショートスリーパーだから大丈夫という人もいますが、ショートスリーパーの生活をして大丈夫な遺伝子を持っていると思われる確率は一生で雷に打たれる確率よりも低いと言われています(現実存在する可能性は限りなく低く、そうそう出会えるものではありません)。
睡眠不足により交感神経系が優位になり、コルチゾールといったストレスホルモンが上昇し、心血管系にダメージを与え、動脈硬化が進み、食欲が増進し、代謝が低下し、加工品(ジャンクフードなど)が食べたくなることに繋がります。結果、ガンのリスクも上がります。
特に睡眠時無呼吸症候群は圧倒的に病気を増やしていきます。
検査は簡単にできますので、是非行って頂きたいと思います。
また最近は治療であるCPAPを行っている方も多くいらっしゃいます。病気が増えてしまう方に伺ってみると、十分な使用時間に達していない人が多く見られます。漠然と目標なくCPAPを行っているのみですと、新たな病気の予防になっていないため、後悔先に立たずです。
しっかりとした治療目標を共有したいと思いますのでご相談下さい。
最後です。
病気と向き合って人生を歩んできた方々と、現在まで多くの時間を共有してきました。
決して心配が尽きることのない中で、病気に向き合う姿勢や考え方などから様々な気付きを頂き、とても感謝しております。
病気になられた方、人生の最後の日まで先のことは誰にも分かりません。
人間万事塞翁が馬を胸に、人生を共有させて頂けたら幸いです。
経歴
1977年 埼玉県さいたま市生まれ
2003年 東京医科大学 卒業
東京医科大学病院 糖尿病代謝内分泌内科
熱海所記念病院 内科
大島医療センター 内科
西東京中央総合病院 内科
2014年 今野医院 副院長 就任
2018年 今野医院 院長 就任
現在に至る
資格
・日本内科学会 認定内科医
・日本糖尿病学会 専門医
・日本糖尿病協会 療養指導医
所属
・日本内科学会
・日本糖尿病学会
・日本内分泌学会
・日本甲状腺学会
・日本睡眠学会
・日本母性内科学会
・浦和東警察官友の会
・公益財団法人 さいたま緑のトラスト協会
地域の防犯や治安、自然保全に微力ながら御支援いたしております。
医療連携
当院所属医師
・前院長 循環器内科、禁煙外来
今野泉一郎
・東京医科大学病院 呼吸器内科 講師
冨樫佑基